KINTOと購入を比較!どっちが安い?料金シミュレーションや向いている人を紹介

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「KINTOと購入、どっちが安いの?」「KINTOと購入を比較したい!」

そう思う方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、トータルコストで見れば購入の方が安くなりますが、初期費用を抑えたい場合はKINTOがおすすめです。

今回の記事では、KINTOと購入の料金シミュレーションを行い、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、自分にはどちらが向いているのかを詳しく解説していきます。

目次

KINTOとは?

KINTOは、トヨタ自動車が提供する月額定額制の車のサブスクです。車を所有せずに新車に乗ることができるサービスとして近年注目を集めています。

KINTOでは車種やグレード、オプション、保険、税金、メンテナンス費用などがすべて含まれた月額料金で、車を安心して利用できます。

KINTOの料金体系は車種や契約年数、グレードなどによって異なり、基本料金に加えてオプション料金などが加算されます。

KINTOやカーリースの契約方法は2種類

種類①オープンエンド|残価精算がある

オープンエンドは、契約時に車の残価(リース期間終了時の車の価値)が公表される契約方法です。

契約満了後に車の価値を査定し、仮に査定価格が残価より低ければその差額を支払う「残価精算」があることが特徴です。残価は高額に設定されていることが多いため、その分月額料金が安くなる傾向にあります。

また、カーリース会社によっては契約期間終了後に車を返却するか、残価を支払って車を買い取るかの選択ができます。

そのほか、残価が公表されているため将来の支払いが明確で、計画的に利用できるのが特徴です。オープンエンドは、リース期間終了後に車を買い取る可能性がある方やリース料金を抑えたい方に向いています。

種類②クローズドエンド|残価精算がない

クローズドエンドのカーリースは、契約時に車の残価が公表されません。

基本的に契約満了後の残価精算がなく、仮に査定価格が残価より低くてもその差額はリース会社が負担してくれます。

その分月額料金はやや高くなる傾向にありますが、契約満了後の支払いが発生しないのがメリットです。

クローズドエンドはリース期間終了後に車を返却することが確定している方や、月々の支払いを抑えたい方に向いています。ただし、契約期間中の中途解約には違約金が発生する場合があるので注意が必要です。

KINTOはこのクローズドエンド契約に該当します。

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KINTOはクローズドエンドで月額料金は少し高め

KINTOはクローズドエンド方式の契約であり、車両本体に残価を設定しない分月額料金が高くなる傾向があります。

しかし、残価精算がないため契約満了後に多額の支払いを求められることがありません。

残価を高く設定すればその分リース料は安くできますが、契約終了の段階で多額の支払いが必要になることがあります。その点、残価精算のないKINTOは明瞭会計で安心して利用できるのがメリットと言えます。

そのため、結果的に特段KINTOは料金が高いと言い切ることはできないでしょう。

KINTOは高すぎるって本当?購入とKINTOの費用感を比較

車を購入するケースとKINTOを利用するケースで、費用感を比較しました。

スクロールできます
KINTO購入
初期費用無料・頭金:約50万円〜80万円
・登録費用:約10万円
・税金:約10万円
・保険料:約10万円
(合計約80万円〜110万円)
維持費
(一部月額換算)
月額約4万円
※車両や契約年数等により異なる
・車両代:約4万円
・自動車税:約4,000円
・重量税:約2,000円
・自賠責保険:約1,500円
・任意保険:約6,000円
・メンテナンス費用:約4,000円
(合計約5万7,000円/月)
※税金などは月額換算
トータルコスト高め低め

KINTOは初期費用が不要で、購入の場合は車両代金に加えて、諸費用として登録費用、税金、保険料などが発生します。

また、KINTOは月額料金に自動車税、重量税、自賠責保険、任意保険、メンテナンス費用などが含まれて月約4万円程度です。一方、購入の場合はこれらの費用を別途支払う必要があり、月額5万7,000円がおおよその相場です。

初期費用や維持費だけを見るとKINTOが割安ですが、車を購入する場合はローンを完済した後(または現金一括購入)は維持費が一気に安くなります。その点、KINTOは車が自分のものになりません。

そのため、長期的に見た場合のトータルコストはKINTOの方が割高になる可能性が高いです。

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KINTOと購入はどっちが安い?カローラクロスの料金で比較

KINTOと購入はどっちが安い?カローラクロスの料金で比較

出典:KINTO公式HP

KINTOの公式HPでは、料金をシミュレーションすることができます。トヨタのカローラクロスの料金シミュレーションで購入した場合と比較しました。

【KINTOの契約例】

  • 車種:カローラクロス
  • グレード:G GAS 2.0L 2WD(5人)
  • プラン:初期費用フリープラン
  • 利用期間:7年
  • オプション:特になし
  • 年齢:誰でも運転OK
スクロールできます
KINTO現金一括購入銀行ローン購入
車両代
オプション代
利用料に含む2,449,600円2,449,600円
税金や諸費用
※自賠責や自動車税など
利用料に含む480,350円480,350円
任意保険
メンテナンス
車検2回
利用料に含む2,176,780円2,176,780円
分割払い手数料等利用料に含む458,682円
下取り参考価格
※7年後
244,960円244,960円
月額料45,870円57,878円63,300円
(初回のみ66,552円)
支払い総額
※84カ月分
3,853,080円4,861,769円5,320,452円

※料金は税込です

KINTOの場合は総額約385万円で、購入の場合は総額約480万円(ローンを組んだら約532万円)です。

この結果を見るとKINTOが安く見えますが、KINTOは7年後に車が手元に戻らない点に注意が必要です。車は資産になります。

たとえば、7年後のカローラクロスの状態や走行距離等にもよりますが、下取り価格を約150万〜200万円と仮定すると支払い総額はKINTOのほうが割高です。

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購入よりKINTOを利用するメリット

頭金・初期費用なしで新車に乗れる

KINTOは頭金や初期費用が不要のため、手元資金が少なくても新車に乗ることができます。

月額料金のみでOKなので、予算が限られている方でも無理なく新車に乗れるでしょう。

また、審査も比較的通りやすいためローンの審査に不安がある方にもおすすめです。ただし、支払い総額は購入よりも高くなるため、長期的な費用対効果については検討が必要です。

特に学生など、まとまった資金がない方で新車に乗りたいという人はKINTOを利用しましょう。

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納期が早い

KINTOは在庫車を用意しており、車種によっては契約から納車まで最短1週間程度と早いのが特徴です。

ディーラーで新車を購入する場合、オーダー内容によっては納期に数カ月かかることもありますが、KINTOなら希望の車がすぐに手に入ります。

急ぎで車が必要な場合や納車までの期間を短縮したい場合には、KINTOは非常に便利なサービスといえます。

ただし、在庫車の中から選ぶ必要があるため、車種やグレード、ボディカラーなどに制限がある点には注意が必要です。

人気車種であるプリウスやアルファードの納期については、以下の記事で詳しく解説しています。

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自動車保険(任意保険)もコミコミ

KINTOでは月額料金に自動車税、自賠責保険、任意保険が含まれているため別途加入する必要がありません。

また、万が一の事故の際も、KINTOが提携する保険会社が対応してくれるので安心です。面倒な手続きが不要で、保険料の値上がりを気にせず運転できるのは大きなメリットといえます。

ただし、補償内容や保険料は自分で選べないためカバーしてほしい項目があるかどうかはチェックが必要です。そのほか、自動車保険の等級は引き継げないというデメリットがあります。

すでに他の保険に加入している場合は重複に注意しましょう。

契約から納車までWeb完結

KINTOの申込みはWebサイトから必要事項を入力するだけで完了します。

契約書類のやり取りもオンラインで行えるため、わざわざ店舗に出向く必要がありません。忙しい方でもスマホやPCから空いた時間を使って手続きを進められる点は魅力的です。

ただし、オンラインでの手続きに不安を感じる方もいるかもしれません。その場合は、カスタマーサポートに連絡して不明点を解消することをおすすめします。

また、納車時には実車を確認する機会がないため、車の状態やオプション装備などは事前に十分確認しておく必要があります。

気軽に乗り換えができる

KINTOの契約期間は3年・5年・7年となっており、その間は違約金なしで解約できます。契約満了後は契約を更新して同じ車に乗り続けるか、新しい車に乗り換えるか選択できます。

さらに、KINTOの乗り換えサービス「のりかえGO」なら契約期間中に割安で乗り換えすることができます。

例えば、家族構成の変化でより大きな車が必要になった場合など、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に車両を選び直せるのがKINTOのメリットです。

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購入よりKINTOを利用するデメリット

長期的に見ると割高でコスパは悪い

KINTOは月額料金に車両費用、税金、保険料などが含まれているため、長く利用すると購入との差額が大きくなります。

特に、車を頻繁に乗り換えずに同じ車を長期的に使う場合は、購入した方がトータルコストを抑えられる可能性が高いでしょう。

また、KINTOにはリース満了後の車の買取オプションがないため支払った料金は全てリース料となります。

一方、購入した車は売却することで資金の一部を回収できるメリットがあります。

走行距離制限がある

KINTOには年間走行距離の上限が設定されており、それを超えると超過料金が発生します。

ライフスタイルによってはこの制限が足かせになる可能性があります。通勤や長距離ドライブで車をたくさん使う方は走行距離制限のない車の購入がおすすめです。

また、走行距離が少ない方でも想定外の遠出などで上限を超えてしまう可能性があるため注意が必要です。超過料金は1kmあたり10円程度と高額なので、利用前に上限距離を確認しておくことが大切です。

KINTOの走行距離制限について、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひあわせてご覧ください。

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カスタマイズに制限がある

KINTOで乗る車は所有権がなく、あくまでもKINTOの車をリースするに過ぎません。

自分の車ではないためカスタマイズできないのがデメリットです。さらに、ペットの同乗や禁煙といった制限もあります。

社外パーツの取り付けや改造など、車をある程度自分好みにアレンジしたい方は不向きです。カスタマイズ性を重視するなら購入がおすすめです。

所有欲が満たされない

KINTOで車を利用する場合、あくまでリース契約であり、車の所有権は自分にはありません。

契約期間が終了すれば車を返却しなければならず、愛着を持って長く乗り続けることはできません。

一方、購入した車は自分の所有物になるため好きなだけ乗り続けることができます。車を所有することに喜びや満足感を感じる方にとっては、KINTOでは物足りなさを感じるかもしれません。

車を「所有する」か「利用する」かは、人によって価値観が異なるため、よく考えて選ぶ必要があります。

そのほか、トヨタは軽自動車のラインアップがないので、KINTOでは軽自動車に乗れないというデメリットもあります。

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車の購入よりKINTOが向いている人

次に当てはまる人は、KINTOが向いています。

  • 初期費用を抑えたい人
  • 毎月の支払いを安定させたい人
  • 気軽に新車に乗り換えたい人
  • 車の維持管理の手間を省きたい人

特に、頭金なしで新車に乗れるのは大きなメリットです。また、ライフスタイルの変化に合わせてさまざまな車に乗り換えできるのも魅力的です。

ただし、長期的な費用対効果や車の所有にこだわりがある場合は、購入する場合と比較検討しましょう。

KINTOより車を購入したほうがいい人

次に当てはまる人は、KINTOよりも車の購入をおすすめします。

  • 長期的に車を所有したい人
  • 車をカスタマイズしたい人
  • 所有欲を満たしたい人
  • 走行距離が多い人

車を長く大切に乗りたい方や自分好みにカスタマイズを施したい方は、購入した車だからこそ実現できる楽しみ方があります。

また、年間の走行距離が多い方にとっては、KINTOの距離制限が厳しい可能性があるため購入の方がストレスなく利用できるでしょう。

ただし、購入には多額の初期費用とローンの返済、税金や保険料など継続的な出費が必要なので、しっかりとした資金計画が重要です。

まとめ

KINTOと購入は、それぞれメリットとデメリットがあります。どちらが自分に適しているのか、ライフスタイルや経済状況などを考慮して、慎重に検討することが大切です。

KINTOは、初期費用が不要で月額料金が安定しているため、気軽に新車に乗ることができます。また、ライフスタイルに合わせて新しい車に乗り換えられるのも大きな魅力です。

ただし、長期的には購入よりもコストがかかる傾向にあり、走行距離の制限やカスタマイズの自由度の低さなどのデメリットもあります。

KINTOと購入、どちらを選ぶべきかは、それぞれの人のライフスタイルや経済状況、車に対する価値観によって異なります。自分にとって本当に必要なものは何かよく考えて選択しましょう。

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